伝 言 板
2014-01-14 ストライキなんてとても出来ない?
「ストライキなんて、とても出来ませんよね?」と言う組合員がいます。
そう言われると「どうしてですか?」と聞いてしまいます。「だって、患者に迷惑掛かるし、現実的じゃないですよ。」と言います。
労働者に残された最後の選択肢が憲法で保障されている「争議権」です。団結して交渉してもダメとなった時に残されたものは「争議権」であり、ストライキをやらないのなら要求を諦めるしかありません。どうも誤解があるようです。ストライキは病院側にもダメージを与えるし患者にも迷惑が掛かるかもしれませんが、だからこそ、ストライキを回避するように労使双方が歩み寄り合意する義務が生じる訳です。病院においてストライキをやる場合にはしっかりと保安要員も出します。そもそもストライキを回避出来なかったのは病院側であり、理事者側なんです。ストライキをやりたくてやっている労働組合なんてありません。だけど、ストライキを含めた闘争態勢(ストライキだけではありません。)を組むことでしか最後には闘う術を持たないのも事実です。要は闘う気があるのかないのか、その要求が、組合員にとって切実な要求なのかどうかです。