伝 言 板
2014-03-20 有給休暇に対する考え方
有給休暇は年20日ありますが、おそらく多くの病院や宿泊所では1〜3日取れているかいないかです。
「ここ数年取得したことがない」という職員もいます。政府は2020年までに有給休暇の取得率70%を目標にしていますが、そんな日が来るとはとても思えないのが現状です。「労働者は年次有給休暇を自由に利用できるという原則(年休自由利用の原則)」があります。
しかし、実際の職場では「何故休むのか」としつこく聞かれたり、「休まないで欲しい」と言われてしまいます。しかし、本来の自由利用の原則からすれば、その使い道を伝える必要はないものです。ここで、面倒なのは「時季変更権」というもので、「業務の正常な運営を妨げるおそれがある場合に年休取得を拒否することが出来る」というものです。
しかし、「忙しいから」などという理由で拒否などできません。実際に年休の使い道を聞かれたら「何故、聞くんですか?」と聞き返してみたら良いのかもしれません。
理事者側は「看護職に5年ごとに3日連続の有給休暇取得を義務付ける」という提案を秋年末からしていますが、この提案自体がいかに病院の職場で有給休暇が取得しにくいかを物語っています。
本来なら「人員不足」という根本の問題があるのは明白です。しかし、まずは、権利を行使できる環境作りが必要な気がしてなりません。