トップ «前の日記(2013-12-14) 最新 次の日記(2013-12-21)» 編集

伝 言 板


2013-12-17 日勤−深夜、準夜−日勤

職員の希望からこうなった?

日勤−深夜、準夜−日勤の様に勤務間隔が短く8時間を切っているようなシフトを「圧縮勤務」と言います。休養が十分に取れないで次の勤務に入ることから勤務者の健康を害するとして、組合側は勤務間隔は最低12時間以上空けるように要求しています。日本看護協会でも連続11時間以上の休息を取るようにと提言しているところです。

日勤−深夜、準夜−日勤というシフト自体、普通の日勤者が15時間ぐらい勤務間隔がありますから、それと比べると理解しにくい勤務なんですが、これが「職員の希望から」という病院管理者からの言葉をよく聞きます。週の勤務時間は決まっていますので、この様なシフトにしたからといって週当たりの労働時間が増える訳ではなく、勤務間隔を短くすることによって、休日が取りやすくなるという錯覚?もこの様なシフトになる一つの原因です。

錯覚と言いましたが、実際そうなる訳です。日勤者で考えてもそうです。月曜から金曜日までの勤務のうち、金曜日の勤務だけを深夜勤務に変更すれば金曜日は木曜の深夜から朝までの勤務で終了しますから、あたかも金、土、日と三日間の休日になったような気になります。

しかし、金曜日は深夜明けですからこれは遊びに行ったりするものではなく身体を休めるべき時間です。しかし、休日の取りにくい交代制勤務者はこの方法によって、家事や子供の行事など自分の余暇として利用しようとする訳です。そもそも休暇の取りにくい職場実態が産んだシフトであり、こんな勤務シフトが常態化して身体に良い訳がありません。

「健康で働き続けられる魅力ある職場作り」を目指す公共労は、この様な勤務シフトを認める訳にはいきません。

しかし、その背景に「休暇が取りにくい」という職場実態の改善が求められることはいうまでもないことです。

因みに圧縮勤務の最たるものが二交代制勤務にある「16時間夜勤」というものです。