伝 言 板
2016-10-29 広島負けてしまいました(><)
公共労は、今年を「看護闘争元年」と銘打って看護師闘争を構える準備をしてきました。
春闘から看護部集会をやり、各支部にも何度も足を運び、看護師さんたちの声を聞き、繰り返し「思っているだけじゃ何も変わらない、皆さんはそれでも良いのか?」と話をし続けました。
看護師さんの処遇を改善しなければいけないことは明白です。命を削ってまで仕事をしている人たちを救わなければいけないことはずっと思っていました。毎年多くの看護師さんたちが離職をしています。そして、その離職によって慢性的な人員不足を招いています。みんな不満を感じながら、時には家族も犠牲にして看護の仕事をしています。目の前の患者さんへの対応を余儀なくされています。
だけど、看護師の仕事はそんな苦しいだけで良いのか?まずは、仕事をする看護師さんが健康的な生活をし、自分のライフスタイルを守りながら業務を行うべきではないのか?
「皆さんが我慢して忙しく仕事をしている、今の業務は貴方たちのやりたい看護なんですか?」「健康で働き続けられる魅力ある職場に変えていくつもりはないんですか?」と、部外者の僕が言い続け、時には挫折した時に僕を支えてくれたのは間違いなく看護師さんでした。僕に「後輩たちを救ってあげて欲しい」と言い残し、辞めていった看護師さんが何人もいます。そして、「何とか自分たちも頑張りたい」と言ってくれる人たちもやっと出て来ました。
まだまだ、不十分な状態ではあります。遠慮があります。だけど、身体を壊したり、辞めて行ってしまうなら「患者さんに迷惑かけたくない」と言って我慢することがプラスになるのでしょうか?「患者さんと向き合う暇がない」と駆け回っている。慢性的に疲労を感じながら休みも取れず、お昼も10分ぐらいしか時間がない職場で働いていることで、満足な看護が出来るんでしょうか?ある看護師さんは、「看護師が活き活きとした生活が出来ていなければ、患者を看ることなんて出来ない」と言っています。疲れていて、患者さんに寄り添うことなんて出来るんでしょうか?
公共労は、石に噛り付いてでも看護師の処遇改善に向けて前に進んでいかなければいけないと考えています。もう放っておく時間はありません。
僕は広島のファンという訳ではありませんけれど、中国中央病院が広島県にあることもあって、このプロ野球の日本シリーズでは広島を応援していましたが・・・残念。
今、各支部では秋年末の支部闘争の真っ最中かと思います。病院ごとの独自の課題なども含めた処遇改善をそれぞれ要求して、交渉しているところです。
病院で解決できる課題も沢山あります。是非、各支部でも何度でも交渉し、少しでも要求が前進するように頑張ってください。病院では対応できないことは、中央で頑張ります。
秋年末にはそれぞれの支部においてもアンケート調査を行いました。組合員からの声をしっかりと受け止めて改善を勝ち取ることに全力を尽くして欲しいです。
この秋年末闘争に当たっては、各支部の看護師さんの終結に力を入れて来ました。その成果が支部交渉でも発揮できることを願っています。夜勤問題や休暇の問題などについては、根本には「人員不足」という大きな要素はあるかもしれませんが、病院側の対応如何では改善出来ることも多くあるからです。もう一度言います。頑張ってください!