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伝 言 板


2017-01-14 京都に行ってました。

嵐山にある「花のいえ」で看護部集会を開催しました。公共労は昨年「看護闘争元年」と銘打って看護師闘争をしっかりと取り組もうとしています。

公共労の組合員の7割近くが看護師であるにも関わらず、看護師問題になかなか重点を置いて闘ってこれなかったのは、一つには看護師さんの勤務が忙しいこともあって組合活動に参加して来れなかったこともあります。

支部においても支部交渉などは医(二)が中心になって行っている関係から看護師の問題を深く掘り下げた闘争が出来なかった訳です。まずは、看護師さんが「働き続けられる環境づくり」のために何が必要なのか、何が問題なのか、そしてどう取り組んでいったらよいのかを自らが考えていくことから始めようと、集会は看護師さん同士のグループワーキングを中心に「自分たちの支部の実情や課題」「その課題の解決方法」などについて2日間に渡って議論をしてもらいました。

看護師運動における課題として「交替制により全員が集まることが出来ない環境」が挙げられます。そして病棟ごとに業務が異なり、職場での問題点なども病棟ごとに特殊な事情があります。そして・・・看護師さん同士の横の繋がりが取り難いことにより問題を共有化出来ていないことによって、団結し難いという弱点があります。

しかし、たとえばある病院では夜勤問題改善のために夜勤のない外来の看護師さんが決起したりと少しずつではありますが、他の病棟のことについても同じ看護師の問題として捉えることが出来るようになって来ました。

「看護師がバラバラにならず、全体で固まることが出来れば、こんなに強いものはない」まずは、問題を共有できるように今の課題を看護師の仲間に浸透させていくことが重要です。

そのためには、日頃から短い時間でも良いし、少人数でも良いから何度でも集まって話し合っていく必要があります。

参加された看護師の皆さんは、それぞれの支部における現状と課題を認識し、まずは「看護師同士のコミュニケーション作り」を各支部において進めて行こう、ということを確認しました。

看護師闘争はやっと2年目です。問題は緊迫していますが、焦らず、自分たちの出来ることを精一杯やって行こう、と基礎作りがこれからの活動に生きて来ると思っています。

折からの寒波で思いがけず京都も雪景色となりましたが、既に2017春闘は始まっています。看護師の皆さん頑張りましょう!