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伝 言 板


2016-09-06 国際シンポジウム

「看護師の夜勤交替制労働の改善を目指す2016年日本医労連国際シンポジウム」に参加して来ました。

最後の夏休みを使って参加したこのシンポジウムですが、ILOのほか、オーストラリア、フランス、韓国の医療労働の役員がシンポジストとして行われ、それぞれの国の看護師の労働実態などについて発表する、僕らはレシーバーで同時通訳を聞きながら発言を聞くというスケールの大きな催しでした。

「看護をするために自分の命をかける看護師」「自分の健康を犠牲にして患者を守ろうとする看護師」「病院に這ってでもいく看護師」「時間外勤務手当を請求しない看護師」国は違って、程度の差はあっても、少しでも処遇改善をしなければいけないと考える看護師像がそこにありました。

ILOの医療専門官が言う「看護師は、患者を守る前にまずは自分の健康を考えなければいけない。自分の健康を守るのは基本的人権」という当たり前の言葉が僕には新鮮でした。

無理して、中国支部や四国支部からも看護師さんに参加してもらいましたが、彼女たちの心に何が届いたでしょうか。看護師さんたちの意識改革が必要なことを改めて痛感しました。