伝 言 板
2016-02-04 看護部集会を開催しました。
先週末に京都の「花のいえ」で看護部集会を開催し、この春闘での闘いについて話し合いました。
看護師さんの話を聞くと、今でも耳を疑うような職場での出来事を聞かされます。だけど、看護師さんの世界?では珍しいことではないそうです。たとえば、医師からのパワハラです。特に新人看護師の多くが医師からのパワハラで辞めていくそうです。「経験を積むまで、もう少し我慢して欲しいのに」は、医師に向けた言葉ですが、せっかくの金の卵が心無い医師によって潰されるのかと憤りを感じずにはいられません。
5年目以上の看護師さんは、既にそういう苦境を乗り越えてきた人たちなんでしょう。でも、この看護師不足の時代になんて勿体ないことをと思ってしまいます。看護師を志して入職した看護師さんたちは、様々な苦労をして、力尽きて辞めていく。これでは看護師不足でいくら募集を掛けても集まらない、などと言う前に今いる看護師さんを守らなければいけないのにと思います。
医療の現場では、僕の様な事務職には分からないことが沢山あります。最近ようやく専門用語?というか略語も分かるようになって来ました。でも、先日看護師さんの話でやたらと「ちゅうけん」という言葉が出て「中堅?」と思って聞いていたら、隣りの看護師さんが「注射検査」のことです。とこっそり教えてくれました(汗)。中材という言葉も僕はかなりの期間分からないでいて…(恥)。勉強が足りないですね。
2016-02-10 春闘要求アンケートから。
今、2016春闘要求アンケートの集計結果に基づき分析をしているところです。
なかなか未払い時間外勤務手当が無くならないです。まぁ、先日の看護部集会でも「この業務は時間外の対象にはならない」という師長さんがいる。ということが分かっていますから実態は想像付きますけど、僕にしてみたら「あり得ない言葉」です。正に常識では考えられないことがまかり通っていますよね。
時間外勤務手当にはグレーなところが少なからずあります。しかし、今、公共労が問題にしているのは完全にブラックな部分です。始業前の時間外勤務だって時間前にミーティングなどを行っていたらアウトです。
どうして、ただでさえ過重労働に苦しんでいるのにこんなことをやっているんでしょうか?せっかく時短したのに相変わらず時間外労働が多い。これでは、アンケートで「とても疲れている」と答えている職員がどんどん増加して、不満を持って、やがて辞めてしまう職員に歯止めが掛からないです。「募集しても集まらない」と嘆くより、今いる職員の処遇改善が先なことになぜ気付かないのでしょう?
2016-02-19 どうして、書記長やられているんですか?
と、ある若い執行部の方に聞かれました。「だって、めちゃくちゃ大変ですよね?」「しかも自分のためにじゃないし」
その時は、色々もっともなことを言いましたが、正直言って理由は色々あり過ぎて分かりません(笑)望んでなった訳じゃないし、いつでも降りると言いながら、5年になります。
今、続けている理由は…僕が書記長になってから、これと言って処遇改善が出来ていないからです。少しでも病院の職員の力になれるならと書記長を受けた訳ですが、規約を整備したぐらいで、何のお役にも立てていないことが残念です。だから、「組合って必ずしも大変なことじゃない」「楽しい人との繋がりもある」こととかも分かって欲しいです。自分に出来ることは多分、とても僅かなことでしかありませんが、労働組合は大切でみんなが守るべきものを守るために必要だってことを知って欲しいと思います。
とは言っても、やはり結果が必要です。闘って勝ち取ることが出来なければ納得してもらえません。労基法を守らせることや職員を大切にしない管理者とは徹底的に立ち向かわなければいけない、そうしなければ自分たちの職場を守ることは出来ないということを理解して欲しいです。頑張らないと!
2016-02-21 週末は大阪に行ってました。
宿泊所では、契約職員の5年雇止めの問題があります。
本来は、不安定雇用の長期化を禁じた法律のはずなんですが、5年で契約が延長できなくなることになってしまい、宿泊所で長年勤められた契約職員の多くが雇用継続できなくなってしまいます。また、5年間で正規雇用出来る道がないと、若い契約職員も離職しなければならなくなる、という深刻な問題があります。要は、正規雇用に切り替えて行けば良い訳ですが、宿泊所では人件費節約のために契約職員の比率は高いだけに大変です。
今、「同一労働同一賃金」の義務化が課題になっていますが、契約職員や非常勤職員の不安定雇用を無くす努力を企業側も努力しなければいけないと思います。安易に正規雇用を抑えていく経営が多いですが、それでは労働者の生活はいつまで経っても安定しません。
労働組合としても同じ職場に待遇の悪い職員がいる職場環境を改善していく必要があるはずです。
2016-02-26 昨日は福山に行ってました。
医療職二の職種別集会を開催してもらい、話し合いをしました。
公共労は、組合員の80%が看護師です。しかし、交替制勤務の看護師さんがなかなか活動出来ない状況もあって、どうしても医療職二の方たちの協力が必要です。この春闘では看護師問題を中心に取り組むとしていますので、その辺りの説明が必要だったからです。
最近は、各病院でもなかなかコミュニケーションが取れなくなっています。組合活動で会議をやってもなかなか集まることも出来ませんし、どうしても部署間、職種間の交流が薄くなりがちです。結局は仕事がどんどん忙しくなり、人員不足で職員に余裕が無くなって来ているからだとは思いますが、今ドキとでも言いますか、レクリェーションのイベントにも人が集まらないという現状があります。
公共労は今年、香川県の高松市でサマーキャンプがあります。是非、大勢の組合員や家族が集まって交流を深めたいと思っています。