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伝 言 板


2015-09-03 昨日は越後湯沢に行ってました。

医労連の開催する看護要求実現全国交流集会に日帰りで参加していました。

ここ数年、公共労としては組合員の圧倒的多数である看護師の処遇改善に取り組んできました。それなりに成果も得られましたが、看護師の根本的な労働条件の改善には程遠い内容です。ここは、しっかりと看護師の意思統一を図り大々的な闘争を組まなければ前進はない、そう考えてこの秋闘からの取り組みを考えていました。

しかし、様々な問題を抱える一方で、看護師の意識を高めながら大きな闘争にすることはなかなか難しいと感じています。何よりも肝心の看護師が日常の業務で疲弊してしまっているからです。「どうしたら良いのか」と考えあぐねていたところに、この集会で明快なワードがいくつか得られました。

それは、日本赤十字看護大学の客員教授をされている川島みどりさんの言葉です。

「看護とは何か、看護師とは何をする人か」「看護師が看護に専念するための環境づくりが必要」「仕事に集中できる私的生活環境が重要」「社会的・文化的生活を犠牲にしない労働の有り様を考える」「明日に疲労を残さない、労働の中身を豊かにする」「専門職労働者に相応しい働く環境づくり」

どれも力強く背中を押されるような言葉でした。「看護師が看護に専念できる職場をつくる」ということです。患者のためにしてあげたいことがあっても忙しくてできない。毎日の業務に追われてしまっている。そんな環境を改善し、少しでも看護するための環境を整えることが大切なんだということです。

看護師の意識改革も必要です。「自分たちの目指す看護ができる職場にしていく」ということで一つにまとまれればと思いました。

これから秋闘に向けて、看護部集会も行われます。様々な要求が考えられますが、看護師が看護できる職場にするために奮闘する、そういうことで団結できるようにしなければなりません。

やることは沢山ありますが、丁寧に一つずつ取り組んでいく必要があります。