グループワーキング
「看護師が看護に専念できる職場づくりに必要なもの〜本来したい看護と現状について」
@要求するべきは専門職にふさわしい給料なのか、人員増なのか、業務の軽減なのか
A本来したい看護と現状ではどうなのか、良い点と改善したい点は何か
B辞めたいと感じる時はどんな時か、それは何が問題なのか。をテーマに話し合いをしました。
【主な意見として出されたもの】
@要求するべきは専門職にふさわしい給料なのか、人員増なのか、業務の軽減なのか
・人員が不足している。募集をかけても給料が少ないため人が集まらない。
・給料は重要、夜勤や超勤をプラスして何とかなっているのはおかしい。手当でごまかされている。
・経験を重ねるうちに他職種と給料が逆転するのはなぜか。納得いかない。
・専門職にふさわしい給料が欲しい。プラス10万円ぐらい欲しい。
・パートの給料が安い。
・生活と仕事の両立で精一杯になっている。
・退職したり、病欠があっても人数が減ったままでみんなへの負担が大きくなる。スタッフが揃わないと体調管理もできない。
・三交替だが、日勤−深夜が過酷。週32時間の正循環しかない。
・超勤は上の人が書いていないと書きにくい。新人の時は「仕事を覚える時間だから」と言われ、書いたことがなく、書き方も分からなかった。
・師長が超勤を書きにくい雰囲気を作っている。師長によって部署ごとに違う。
「上の私は書いていない」「私たちは昔出来なかったからあなたたちも(そうするべき)」という発言がある。
A本来したい看護と現状ではどうなのか、良い点と改善したい点は何か
・患者さんに看護師が心配される。日勤−深夜の時にあまりにも顔色が悪い。
・人員不足により必要なケアが出来ていない。
・余裕がないので、患者に寄り添い、話を聞くことが出来ない。インシデントに繋がる。
・患者数が多いと時間に追われてしまい、一人の患者に時間を費やすと他の患者の話を聞けなくなる。
・その日の業務を終えることで精一杯、翌日の患者情報を取れない。
・テーマの意味が深い。何が「看護」か、一人で「看護」を考える余裕がない。
・超過勤務が当り前。疲労からモチベーションが下がる。人間関係も悪くなる。
・人員不足だけの問題ではない。「記録」が大変になっている。
・OPに使用した薬剤を看護師が記録している。
・麻酔科Dr.が少ないため、掛け持ちで麻酔するので本来麻酔科Dr.がすることを看護師がしている。医師不足もある。
・7:1に見合った看護とは言えない。病院の収入しか考えていない。
・病院の保育園利用者の勤務と保育園の利用時間が合っていない。
・病児保育がない。実家のサポートが前提になっている。
・自分たちや家族がまず健康でないとしたいことも出来ない。
・時間管理が出来ていない。(師長とかの)管理能力が他の職種よりも低いレベルである。
・キツイ勤務を作るのは師長だが、するのは私たち。
・師長や中堅が疑問を持ったことを声に出さなければいけない。
・自由に意見を言えない雰囲気がある。
B辞めたいと感じる時はどんな時か、それは何が問題なのか。
・時間外の委員会活動等が多い。
・研修会が多い。
・仕事の充実感がない。
・医者からのパワハラが多い。特に1年目は辛い思いをする。初めから出来る訳ではないので、経験を積んでいくのを待って欲しい。
・健康面での不安を感じた時、体調が壊れると不安になる。このままで良いのか不安になる。
・夜中まで働いて、人がいない為、朝から出勤する時もあり、クタクタになる。
・他の病院のいい給料の話や噂を聞くと辞めたくなる。
・仕事がキツイ。忙しくなると人間関係も悪くなってしまう。
・年齢が高くなると、夜勤がキツイ。元の体調に戻るのに時間が掛かる。
・月〜金まで働き、OP待機が土日もあると疲れが取れない。月に3〜4回も待機があるとしんどい。
・看護師は時短が取れない雰囲気がある。夜勤制限にも気兼ねがある。言えない雰囲気がある。最初は月2回と言ってたのに6回とかに増えている。
・上司や同僚の理解の無さ。働き続けられるためには、ある程度勤務配慮して欲しい。子どもが大きければ、学校行事などもあるのに行けない。
下の世代も行けなくなる。家庭を犠牲にしないと仕事を続けられない。
・仕事優先という考え方、「職業人としてお金を言うなんて!」という発言。年休の取り易さなども結局、師長次第。
・「超勤にならない時間外業務」が多過ぎる。
・院長や看護部長の指定した研修でないと時間外でも超勤は出ないが「参加してくれ」と言われる。本部や上にはPRとして研修を利用している。
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