グループワーキング

「看護師が看護に専念できる職場づくりに必要なもの〜本来したい看護と現状について」
をテーマに話し合いをしました。

【主な意見として出されたもの】

・業務が忙しいため、患者さんとの時間が取れない。患者さんにも気をつかわせてしまうこともある。 患者さんや家族との関わりの時間を増やしたい。
・精神科は特に話を聞いてあげることが大事だが、看護師本来の業務でもないことをしているために時間が取れない。 他の職種(助手、クラーク)がいれば、もう少し看護師本来の仕事ができる。
・スタッフ同士の人間関係(職場環境)が良くないと看護業務に専念できない。
・記録に時間が掛かる。重複した記録も多い(インシデント・転倒・転落など)。 PCが一人1台ないために時間が掛かる。フォーマットがあっても個別性を生かした計画が立てられないから結局時間が掛かる。 よって、十分なケアが提供できない。超勤が増える。
・患者さんと向き合う時間よりPCに向き合う時間の方が多い。
・超勤が書きづらいため時間内に業務を終わらせないといけないので、その分、患者さんとの時間が後回しになる。
・業務改善が必要。業務の分担@入院・退院などの書類整理はクラークにしてもらいたい。 A患者さんの検査や外来の移動は助手さんにしてもらいたい。B退院時の薬剤チェックは薬剤師にしてもらいたい。
・看護師の人数が増やせないなら他職種のスタッフを増やして欲しい。
・超勤を書きやすい環境にして欲しい(始業前も含む)。
・仕事に見合った給料がもらえていない。コメディカルに比べ給料が上がっていかない。 経験年数が上がるにつれ給料が見合わなくなる。
・子育てできる環境が悪い。院内保育があるが、土日祝日は開園していない。 それなのに土日祝日に勤務が割り振られる。近くにサポート者がいないスタッフは遠方に子供を預けなくてはならない。
・2年目で包括支援病棟に異動になり、急性期を逸脱した患者しか看ていない。入院から退院まで一括した患者の看護がしたい。
・自分のやりたい看護や目指しているものがあっても、病院の都合による異動となってしまう。異動希望等しても無視されていると感じる。
・本来したい看護は、患者に寄り添った看護(ベッドサイドケア・十分に話を聞いてあげる)なのに出来ていない。
・認定看護師になっても、他の業務をしながらなので専門性を活かせる職場提供をして欲しい。
・忙しくなってきたので、スタッフ同士の飲み会など、リフレッシュの機会が減った。スタッフ同士のコミュニケーション不足も感じる。
・夜勤回数が多いときは10回あり、身体的負担がきつい。年休が1日も取れていない人もいる。
・学生指導のための人員が取れていないので、十分な指導ができない。
・日勤勤務者などには、PCは一人1台もてるようにして欲しい。
・医師によるパワハラがひどい。
 グループワーキングでは、現状で様々な課題を抱えていることが明らかになりましたし、業務が忙しいため、本来の業務である「患者さんや家族と向き合う時間」が取れないでいる看護師の悲鳴が聞こえて来ます。
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