公共労速報290

2019秋闘第1回本部団交速報!!

 公共労は11月14日に2019秋闘第1回本部団交を行い、中央執行委員や支部執行部から17名が参加しました。
 団交では統一要求の内容や支部における病院側の対応について、団交参加者から発言があり、理事者が答える内容となりました。
 また、令和元年度の給与改定・一時金に関する提案があり「人勧どおり」ということで、僅かとはいえ増提案だったこともあり協定しました。
 「レク休5日を廃止し、年休付与日数を5日増やして25日とする提案」に関しては、 参加者からの発言から「年休を取得しやすい職場環境にはほど遠い実態」が明らかになり、 どの様な条件で協定をするか継続協議を行うこととしました。

―主なやりとり―

【放射線取扱手当】

 公共労 被ばく手当になっている。取り扱っていることに変りがないのに被ばく線量で判断されることが納得できない。
 理事者 国にある制度がそうなっているもの。支給の基準も国が決めている。 手当に関しては、国公準拠で考えている。運用することは考えていない。

【看護師の3級昇格】

 公共労 採用されてから、14年経たないと昇格しない。医(二)は8年で昇格することを考えると昇格が遅いのはおかしい。
 理事者 医(二)と医(三)は、そもそも職種も違うし給料表も違うので比較するものではない。 他の団体と比較しても現状は決して見劣りするものではない。

【夜勤回数】

 公共労 平成8年の覚書から20数年経過しても守られていない。夜勤人員が不足しているのは明らかではないか。 覚書を守るための策は考えているのか?月8回以内を守らせる「夜勤ルール」を今後提案するつもりでいる。
 理事者 守るための策は講じている。夜勤専従などもその一つ。
 人員増だけが解決策ではなく夜勤体制の見直しなどでも対応できると考えている。ルールを作って無理に守らせるのは難しいと考えている。

【準夜勤務の後の休日に勤務する45分について】

 公共労 休日なのに勤務している。暦日休暇になっていない。休日給を支給するべきではないのか。
 理事者 その件については、8病院を調査して整理しているところ。整理できたら、話をしたい。

【その他】

・技師長の退職に伴う後任人事について
・人事評価制度について、など。

年休取得の向上について新たな要求を提出

2 0 1 9 公共労発第2 2 号
2 0 1 9 年1 1 月1 4 日
公立学校共済組合
理事長 金 森 越 哉 殿
公立学校共済組合職員労働組合
中央執行委員長 菅 原 秀 明
年休取得の向上に関する要求について
1 年休取得日数の向上に関して
 2020年にレク休5日を廃止し、年次有給休暇を現在の20日から25日とするのであれば、2020年におけ る各病院での年休取得日数の目標は、元レク休5日分+14日(20日×70%)の計19日を取得目標とすることを協定したい。
 合わせて、各病院に対して「年休申請に対して拒否できない」ということについては、一層の徹底をお願いしたい。 なお、各病院における取得目標を達成するための具体策については、公共労にお示しいただきたい。
(例) 〇〇中央病院 各月最低1日+連続休暇5日以上を年に1回 など
 理事者 要求は承った。 取得目標は25 日×70%で18 日かと思うが、それ以外の点に関しては、こちらも検討してお答えしたい。

給与改定等は人勧どおり実施

 令和元年度給与改定、12 月期一時金については人勧どおりに改定する内容で提案がありましたので、協議の結果、合意し協定しました。
 給与改定差額の支給日は12 月17 日(火)、
 期末手当・勤勉手当の支給日は12 月10 日(火)になります。
(1) 期末手当1.3 月
(2) 勤勉手当
@ 12 月期の勤勉手当の財源の基礎となる支給割合を0.975 月
A 勤勉手当の成績率は次表のとおり
成績区分成績率昨年同期
特に優秀な職員  100分の195.0以下190.0以下
優秀な職員100分の117.5未満115.0未満
良好な職員100分の94.592.0
良好でない職員100分の94.5未満92.0未満
15 日(金)に予定していたストライキは中止
 回答はどれも不十分で納得いくものではありませんでしたが、年休問題も含めて、次回 12 月20 日の第2回本部団交まで交渉を継続することにしました。
 次回団交までに要求に対する組合員からの意見集約をお願いします。

15 日始業時から予定していた1時間のストライキは
中止とします。