一年間の経過と総括
(3) 看護部の活動(松岡書記次長)
ア 看護部集会を開催
9/27に医療労働会館で看護部集会を開催(参加者19名)
@医(三)の給料が他職種と比べて採用後の昇格が遅いことにより、採用時には他職種より高い給料額がその後逆転されてしまうこと、A正循環勤務について、「正循環勤務は健康に良いと言われても休日の前後に夜勤が入るため休んだ気がしない」こと、週40時間での正循環勤務ではなく、週32時間での正循環勤務を要求することが必要だということを確認しました。
正循環勤務においては導入後の職場では、ほとんどの職員が「勤務が楽になった」という声が聞かれるということからも、まずは、「正循環勤務を体験してみる」という取り組みも必要ではないか、ということを話し合った。B本部が実施した「看護師の退職者意識調査」から、5年未満で53%の看護師が辞めてしまっている。退職の理由は「家庭の事情」が55.4%でトップだが、その後、退職した看護師の69%が、看護師として再就職していることからも「家庭の事情」に対応していない勤務環境を改善することによって、離職が防止されるのではないか、ということ。
勤務してから3年目以降にプリセプター制度などによって、業務量や責任が重くなる時期に給料があまり上がっていない、なども辞めてしまう原因があるのではないか、という意見があがった。
その後「看護師にとって勤務が続けられなくなるのは何が問題なのか」というテーマでグループ討議を行い、「勤務条件が悪い」「年休を取れない」「家庭との両立が難しい」など深刻な意見が次々に出された。
イ 今後の看護部の活動について
看護師の最重要課題は「人員不足の解消」にあるのは言うまでもない。人員不足を解消することによって、過重労働の解消、時間外勤務の削減、年休取得率の向上に繋がることになる。医(三)の給料を改善することも重要な課題である。
これらの課題の解決が必要だ、という看護師全体の意識向上も重要であり、看護師が集まって、他部署や他病院と交流しながら、意識を高めていくことが大切だと考える。