2018秋闘団交始まる!

 公共労は10月24日に2018秋闘第1回本部団交を行い19名が参加しました。  回答前の今回は、職種別団交として、主に看護師とリハビリの現場の生の声を届けることを重視しました。
退職手当引き下げ
時期の延伸のみでは協定できない!
 理事者からの当初の退職手当の引き下げ提案は今年10月実施でしたが、 公共労の闘いにより、来年4月実施とする再提案を引き出しています(速報NO.273参照)。 しかし多少の実施時期の延伸だけでは、大半の職員には不利益変更であることに変わりありません。
 今回の団交では、理事者から「秋闘で決着を」と迫られましたが、 公共労は、全職種の昇格基準の改善や、財源を伴う処遇改善要求に対して、 この秋闘で前進回答があるなら検討の余地もあるが、今のままでは受け入れられないことを改めて表明しました。

リハビリに絞って技師長職設置を要求

 長年要求している技師長職設置要求ですが、この秋闘では、必ず勝ち取るために近年人数が増加しているリハビリに絞った要求としました。 リハビリは人数が増えていること、三職種(PT、OT、ST)が一緒に働いていること、 現状は主任が人事評価など管理職業務を担っていることなどを伝え、できる病院からでも早く導入してほしいと要求しました。

2人夜勤、9回、10回の夜勤で、週休すらとれていない現状なのに、 病院は「人員は足りている」という

 四国支部の看護師からは、産休や病休者が重なり、夜勤回数は9回10回、週休すらとれず、 メンタルで長期に休む人もでている状況、それでも病院は人員を増やそうとしない、 せめて昇格基準の改善や手当の増額をしてほしいと切々と訴えがありました。
 他職種からも「誰かの命が関わっている問題だと認識してほしい」、「看護師が疲弊していると患者も来なくなる」、 「病院は人件費削減で経営を乗り切ろうとする、本部から適切に指導してほしい」などと訴えました。
 また部分休業対象の拡大や短時間勤務、夜勤専従の導入に際しても、各病院は人員を増やすつもりはないとしていて、 実施見通しは困難な状況であることを伝え、病院まかせにせず、本部で指導するよう要求しました。
 理事者からは「厳しいという状況は伺った、明日(25日)に予定している事務部長会議、看護部長会議で話はしたいと思う」と発言がありました。

ストをしっかり構えて
前進回答を引き出そう!

 回答指定日は11月7日です。各支部での支部団交の実施やストをしっかり構えることで病院に圧力をかけることが前進回答を引き出す鍵です。 第2回団交は11月14日、その翌日はストライキを構えます。要求獲得へ一致団結!!がんばろう!!