なくせ不払い労働!
仲間を増やし、一層の団結を!
公労第66回定期大会開催
公共労は9月8日〜9日、ホテルアウィーナ大阪にて第66回定期大会を開催、17名の代議員始め、46人が参加しました。
この1年間の活動を振り返り、2017年度の運動方針、統一要求を決定しました。
冒頭で松岡中央執行委員長は、9回10回夜勤や長時間労働などを解決するためには労働組合が大きくなる必要があるとし
「公共労の最大の課題は組織拡大」であることを強調、大会での活発な討論を呼びかけました。
【来賓】日本医労連 温井書記次長
【メッセージ】全医労、全日赤、全厚労、全JCHO、全労災、国共病組、山形県医労連、東京医労連、広島県医労連、愛媛県医労連、全教
ありがとうございました♪
労基法遵守に一定の前進!
各支部での多彩な取り組み
1年間の経過と総括について、全体・各部門と各支部から報告がありました。概要を紹介します。
【全体】各病院で時間管理についての問題点が明確になり一部に改善を勝ち取るなど労基法遵守に一定の前進があった。
夜勤協定締結は引き続きの取り組みを。ストライキ決意表明投票は実態を直視する必要がある。
【各部から】
○看護部…看護部集会3回開催「看護師アピール」を決めた。
○青年部…加入パンフを作成。「新人セミナー」の開催を予定。
○女性部…女性部集会で母性保護について深めた。
○中高年部…中高年集会で退職後の年金制度などについて学習した。
【東北】役員が若いこともあり、組合活動を計画的にできなかった。昇格遅れ問題についてほぼ解決。
【関東】看護師の待機手当や年末年始の交替制勤務者の休日給、夜勤回数について協議し一定の前進回答を引き出した。
ストライキは37人で実施。要求について更に理解を深めてもらうことが課題。選挙で公共労が職員代表になった。
各看護師長に有休の取得について聞き取りを行った。不当な人事評価による一時金引き下げについて団交で協議した。
【東海】支部団交で、年末年始勤務手当、看護部の時短勤務など要求。要求していた仮眠用ソファベッドが後日設置された。
学習会が行えなかったのが反省材料。
【中国】窓口交渉を毎月開催。衛生委員会にも労働組合から委員として参加し意見を述べている。
青年部、女性部などそれぞれ交流会。OB交流会も開催。看護部の働き方に関するワーキンググループが立ち上がり、
組合から複数名参加して、夜勤回数、夜勤体制、外来救急への対応について話し合っている。
【四国】年休取得キャンペーンでは取得日数、率ともに向上。病院へもっと圧力のかけられるストライキの在り方について検討。
新人はほぼ加入。青年部は四国主催でのサマーキャンプ。女性部は来年度は積極的に活動したい。
【東京】職員定数を下回らないように採用について引き続き交渉。
【大阪】これまでの退職分が欠員になっている。採用するよう要求。基本給実質引き下げが行われた。
【アウィーナ大阪】契約職員の雇止め問題で団交し解決。正規と契約の処遇格差是正の取り組み必要。
ストライキもしっかり構えた闘いを!
2017運動方針
2017年度運動方針では「心身共に健康で働き続けられる、魅力ある職場」にするために、
一人ひとりの組合員の事情にも寄り添って職場改善運動をすすめることを基本に据え、ストライキもしっかり構えた闘いを提起しました。
具体的には、厚労省からの「ガイドライン」を引き続き活用し、不払い時間外勤務手当を一掃する取り組みを強めること、
9回10回夜勤の問題を解決するために各支部で夜勤協定を結ぶこと、不当な人事評価の扱いを許さず運用の改善を求めること等々を重点とし、
それらの運動を支えるためにも組織強化・拡大が最重点課題であり、組合の「見える化」や執行委員会での学習や会議の定例化、
新人100%加入を目指し各支部労働者の過半数組合を目指すことなどを提起しました。
討論では、「理事者から『考えていない』と回答させないためにどうするか」、
「病院側が脅威に感じるようにしっかりストライキを構えたい」、など本気でこの秋闘で前進回答を勝ち取るために何が必要なのか議論になりました。
2017秋闘統一要求(案)は、2017春闘時から大きくは変えていません。
討論では、看護師の夜勤回数問題と共に、放射線取扱手当に関わる要求や、薬剤師の処遇改善について意見が出されました。
各議案を採決、
ストライキ権を確立!
一年間の経過と総括、決算報告と会計監査報告は拍手で承認されました。
運動方針案と統一要求案、予算案については挙手により満場一致で採択されました。ストライキ権は投票により全員の賛成で確立しました。
新年度の役員は信任投票により選出され、特別役員は大会初日の議事終了後に行われた各部会により選出されました。
2017年度公共労役員体制
役 職 | 氏 名 | 支部・分会 |
中央執行委員長 | 松岡 和昭 | (四国中央病院) | 再 |
副中央執行委員長 | 渡辺 康臣 | (中国中央病院) | 再 |
副中央執行委員長 | 菅原 秀明 | (東北中央病院) | 再 |
書記長 | 薦田 幸一 | (四国中央病院) | 新 |
書記次長 | 飯田 清 | (関東中央病院) | 新 |
〃 | 畑山 秀貴 | (中国中央病院) | 新 |
財政部長 | 渡邊 景介 | (東海中央病院) | 再 |
中央執行委員 | 昼田 倫子 | (中国中央病院) | 新 |
〃 | ア川 卓代 | (四国中央病院) | 再 |
〃 | 井上 将吾 | (四国中央病院) | 新 |
〃 | 駒宮 脩 | (東京支部分会) | 再 |
〃 | 関田 隆一 | (大阪支部分会) | 再 |
〃 | 西内 仁 | (アウィーナ大阪分会) | 再 |
〃 | 桜井 恭子 | (書記局) | 再 |
会計監査 | 前田 晋佑 | (関東中央病院) | 再 |
〃 | 佐々木 礼佳 | (東京支部分会) | 再 |
| | |
特別役員 | 氏 名 | 支部・分会 |
看護部長 | 西村 竜太 | (四国中央病院) | 新 |
看護部副部長 | 山田 由季 | (中国中央病院) | 再 |
〃 | 駒澤 葵 | (東北中央病院) | 新 |
〃 | 石井 千智 | (四国中央病院) | 新 |
青年部長 | 佐々木 竜馬 | (東北中央病院) | 再 |
青年部副部長 | 北 由布子 | (関東中央病院) | 再 |
〃 | 鴨田 裕貴 | (中国中央病院) | 新 |
〃 | 矢野 勝之 | (四国中央病院) | 再 |
大会役員 お疲れさまでした♪
【議長団】 杉原有美(中国)、中田裕也(四国)【選挙管理委員】 高橋健二(四国)
【議事運営委員】 木村尚史(東京)、久能義隆(東京)、岡崎要(大阪)
【大会書記】佐野奈美(中国)、密山英美(中国)【大会起草委員】布川佳寿美(東北)、桜井恭子(書記局)