2013年10月18日(金)〜19日(土)に京都「花のいえ」にて中高年集会を開催しました。
今年度は、中国支部5名(佐々木中央執行委員長含む)、関東支部1名、駒宮書記長、中執2名(関田、
久能)、平成27年10月に共済年金と厚生年金の一元化という大きな制度改変を控えている事から東京支部で年金業務を担当している東京支部分会の木村さんを講師として招き、10名での開催となりました。
大阪支部分会 関田中執 「退職後の医療保険について」
〜 退職後はのんびり生活したい 〜
退職後の医療保険の話では参加者が全員、「再就職はしたくない!」「退職後はのんびり生活したい!」という意見でした。退職後に再就職をしない場合、共済組合の任意継続組合員となるか、共済組合や他の保険組合に加入している人の被扶養者になることが望ましいという話でした。
また、入院等をした際の費用について、共済組合と他の医療保険では自己負担額に差があること等の説明について、参加者が熱心にメモをとっていました。
東京支部分会 木村書記長 「年金制度について」
〜 年金受給年齢と年金一元化の影響とは? 〜
年金制度の話では、今年度の定年退職者から年金の受給開始年齢が60歳から61歳となり、以後段階的に年金受給開始年齢が65歳まで引き上げられていくこと、平成27年10月から年金一元化により共済年金と厚生年金が統合されるという大きな変革期にあることを中心に話がありました。
「年金は退職後自動的に支給されるものではなく、請求しなければ受給できない」という話の中では、共済組合に加入する以前に民間経験(厚生年金期間)のある人は、共済年金と厚生年金の両方の請求を行う必要があるという説明に「このことについて知らない人が多いのではないか?」という参加者の意見もありました。
また、退職後にのんびり生活したいと言っていた参加者ですが、受給できる年金額などについて説明されると、これまでとは一転して「退職後も何か仕事しなければ、年金だけでは生活できないのでは?」という声があがりました。
年金一元化後の影響として、定年退職後に再雇用や再任用制度で働きながら給料と年金を同時受給することができなくなるという話などから、参加者は退職後の生活設計について真剣に考えている様子でした。
今回の中高年集会では、図らずも現在の年金制度に潜む、年金受給額と退職後の生活に関する問題を垣間見ることとなりました。
今年度は台風による桂川の氾濫で「花のいえ」での開催を危ぶみましたが、無事に開催ができ安堵しました。参加者のみなさんからは、翌日に京都観光をして
帰るという話も多く耳にしました。 京都での中高年集会開催は、これまで公共労を支え てくれた諸先輩への恩返しにも繋がることを実感しま した。