<第2日目>−報告事項−

・看護部(升味看護部長)
 東北 院内保育が始まることとなったが、産後直ぐに復帰できる 環境になってしまう。働きやすいようにしたい。 もう少し年休取得に取り組みたい。
 中国 看護師同士が集まって議論する機会が少ない。
 近々に看護部集会検討中。
 夜勤軽減に向けたワーキンググループも立ち上がったので改善 に向くといい。投げ掛けるばかりではなく、みんなの意見が出せる 様にしたい。年休取得は部署によって格差がある。
 四国 3月に看護部(女性主体)集会を行なう予定。
 人員不足が問題。若い看護師で辞める人が多い。一端復帰するが辞めてしまう。休職とかに出来ないか、病院に投げかけたい。
 他に7月の看護部集会(東北中央病院)で何をするか話し合った。
・青年部(佐々木竜馬青年部長)
 青年部会議・交流会(「青年部学習交流集会」とした。)を9/30〜10/1にかけて東北中央病院で開催することを決定。 東北支部からも多く参加してもらい、交流会を中心として行う。県医労連の青年部とも交流したい。
 公共労の加入案内パンフレットのレイアウトやデザインについて話し合った。担当で割り振りをして写真を多目にし、説明を簡潔にしたい。
・放射線技師(畑山中執)
 放射線取扱手当について放射線を取り扱っている人全員に手当を出すように要求を進めて行く。
 各病院の状況を話し合って情報を共有した。

(2) A2017春闘統一要求(案)について(薦田書記次長)

T賃金生活改善要求−1「生活を守るための賃上げ要求額は40,000円」になる。 これは、アンケートでも平均38,758円賃金が不足している。という結果に基づいているもの。
2−(2)には重点要求である「一般職(二)の初任給格付けを4号引上げること」がある。 これは早出手当廃止に伴う一般職(二)の処遇改善として要求しているもの。
4−(3)も重点課題である「長期休日期間(年末年始・GW)における休日給の支給割合を100分の160とすること」 これは、春闘要求アンケートでも「賃上げ」に続く第2位の要求項目。
5の看護師処遇改善では (5)「平成26年3月に協定した夜間看護手当の額を平成29年4月1日以降も継続すること」は新規要求。
6は重点課題である非常勤職員の処遇改善要求がある。公共労全体としても非常勤職員の処遇改善は重要だと考えている。
U労働条件・医療改善要求−1「労働条件の改善のために増員等を行なうこと」は重点課題。 「大幅増員」の要求は春闘要求アンケートにおいても全体で49.2%であり、第1位。労働条件のほとんどの問題が人員不足に起因しているともいえる。
3「労働基準法違反を一掃するとともに、労働基準法の遵守を各病院の管理者に周知徹底すること」も重点課題。
『労基法を守らせる』ということに関してもこの春闘で力を入れていきたい。
2−(2)「正確な労働時間の把握に努め、時間外勤務手当の不払いをなくすこと」も同様。 春闘要求アンケートでも不払い残業時間は月平均3.1時間という結果で依然として不払い残業時間があることは明白になっている。 最近では「時間外勤務手当を請求させない」という指示を公然とかけてくるという 状況報告がある。 たとえ経営が厳しくとも「法律を守らなくてもいい」ということにはならない。各支部でも組合員に周知を図るとともに、病院を追求して欲しい。
4、5は年休取得に関する重点課題。6の委員会や研修についての(2)「時間外に行う場合は時間外勤務手当を支給し、 休日に行う場合は代休を補償すること」は時間外勤務手当の不払いでもあり、春闘要求アンケートでも職場の不満で全体の4位、 労働条件改善でも「委員会・研修の時間内実施」は全体でも6位と要求の高い項目。
8の看護師の労働条件改善要求は、どれも重要なもの
(7)−ア「夜勤・交替制勤務者は週32時間の正循環勤務とし、勤務の間隔は12時間以上とすること(日勤−深夜、準夜−日勤の禁止)
カ「勤続6年、9年、12年目に対して連続する特別休暇3日を付与すること」と
(8)「働き続けられる職場づくりや看護師などの人員不足の解消を図るためにも、短時間勤務などの選択を可能にすることにより、 正規職員での柔軟な雇用を可能にすること」が看護部の重点課題としているもの。
 運動方針で説明したように「夜勤協定の締結」はこの春闘での重点課題であり、狙いは「夜勤個人月8日以内」の徹底にある。 各支部でも春闘でしっかりと取組んで欲しい。
【(2)運動方針案、統一要求案に関する意見】
四国 抗がん剤取扱手当の金額のもとになっているのは何か。国とかに規程あるのか。
書記長 国にはない。元になっているものは、他の手当と同額にした程度。
四国 薬剤部、外来化学療法室看護師は取り扱うことが多い。支給範囲を絞ったらどうか。
崎川中執 病棟で全く取り扱わないということはなく、少しでも関わる看護師へは日額支給することが妥当だと思う。
中国 病棟看護師も点滴を繋ぐなど関わっている。妊婦もせざるを得ないことは多い。病棟看護師に は日額でも出る方がいい。
書記長 同じような意見が他の看護師から出て、この要求になっている。
菅原副委員長 待機料が1日500円で休日も同額なので要求して行きたいが、支部だけでは難しい状況、 看護師は年休が取れていないので対応を考える。超勤が申請出来るように要求していきたい。
関東 年末年始とGW期間は分けた方がいいのではないか、年末年始に絞ったらどうか。看護師は病棟で休みがもらえない。
「3、4月の年休は受け付けない」という師長がいるので組合で言っていこうと思っている。分かっていない師長がいる。
中国 強く押してもらいたいのは看護師の夜勤回数、「本部で定められていないものは支部でも無理」と言われる。
四国 病院の経営が悪い。年休を要求して行くこと、認定看護師手当を要求していこうと思っている。
書記長 病院ごとの問題が色々あるが、時間外勤務手当についてはそれを勝ち取って行くのも方法の一つ。四国の場合、委員会・研修における時間外勤務手当についての要求も高いので春闘でしっかりやっていきたいと思っている。
四国 医(二)の資格もある。薬剤師も専門チームへ参加している。他職種の交渉もしてもらいたい。
松岡委員長 厚生労働省のもの、診療報酬に関わるものを考えている。
畑山中執 施設認定もお願いしたい。
東京支部 労基法違反一掃を一番にしてはどうか。
書記長 今回は労基法違反一掃を要求の一番にしたいと思う。
【運動方針案について】
関東 労基法を守らせる、というのは労基法全般についてとなるのか。
中国 ストライキの構え方について、春闘も3回の団交について3回ストライキうつのかどうか。
書記長 ストをうつかどうかは結果なので、聞かれれば「ストライキはうつ」としか言えない。
中国 今回は1回目も構えるという事か。保安協定までの準備はしておこうということか。
書記長 ストライキを構えるということは、保安協定を交渉することによってストライキへの姿勢を示すことになる。 「ストライキを構えること」が重要になる。本部団交の3回の合い間にも支部で交渉して、どの様に進んでいるのか連携を取っていく。 四国 ストライキを構える人数を増やしていく。支部団交も勢いがないため、中央と話をして検討させてもらいたい。
東京支部 人事評価制度における自己開示制度はあるのか?
書記長 不十分な人事評価はこちらから言っていかないといけないと思っている。 本部では面談をやると言っているので面談はしなければならないはず。 B、Cの人にも「何をすればいいのか指導してあげなければいけない」と思っている。
関東 ストライキの考え方として、ストライキを構えて闘うが、労基法違反の一掃ということなら、 ストライキをするようなことはないということか。
書記長 「ストライキを最終的にはしない」ということはどうかと思う。支部ではうつつもりで交渉をして欲しい。 各支部で交渉することは沢山ある。病院側が対応してくれるのならストライキの必要はない、ということにもなる。
升味看護部長 春闘に向けて、病院へ打撃を与えるよりも本部へ直接圧力をかけるような方法はないのか。 要求の中で絞って、これが通らなかったらストライキという方が団結できる。
書記長 支部における重点課題を示しているので、病院によっては事態が変わることもあると思っている。 病院側から最大限の返答を引き出して欲しい。中央執行委員長や書記長を支部団交で1回は呼んで欲しいと思っている。 中央は本部への要求をしっかりやっていきたいと思っている。

−2017春闘方針(案)、2017統一要求(案)については、挙手により全員賛成で可決−

(3)規約改正・規程改正について
(提案 書記長)

 青年部と看護部の役員を「特別役員」として規定すること、組合の業務に対する謝礼金をそれぞれ定めたい。
 高石副看護部長 青年部・看護部の役員の任期を明確にして欲しい。
 書記長 任期は「定期大会から定期大会まで」という認識でいて欲しい。 途中で辞めてしまう人もいるので、その時には対応することになる。青年部長は「キャンプからキャンプまで」と決めている。

−規約改正・規程改正(案)については、直接無記名投票により 全員賛成で可決−

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