(2) @2017春闘運動方針(案)
について (駒宮書記長)

 
ア 支部での交渉をしっかりとやること
 中央と支部が両輪となって、闘争を組み立てることが重要ではないか。中央が要求すべきことと、 支部で病院と交渉していくことは項目によって分ける必要がある。
イ 支部における重点課題
 

2017春闘における重点課題
(支部における課題)

  • 1 「不払い残業の一掃」を図るために組合員の意識改革を行うとともに病院管理者の労基法遵守を訴え、是正させる。
  • 2 年休取得率の向上を図るために年休の計画付与を協定化することを要求する。病院管理者に対し、具体的な年休取得率の向上策を示すよう要求する。
  • 3 看護師の夜勤回数個人月8日以内を厳守させるため、各支部で個別に夜勤協定を締結するとともに夜勤回数9回以上の加算額の増額を要求する。
  • 4 看護師の処遇改善に取り組み、支部で看護師の定数を計算し、人員増の要求を行う。
  • 5 早出手当に代わる手当として早朝勤務手当を要求する。
  • 6 放射線に係わる業務を行う者に対して、被ばく線量によらず放射線取扱手当を支給すること、少なくとも放射線技師全員に支給すること
  • 7 非常勤職員の時給引き上げと諸休暇の制度化等の処遇改善を要求する。
  • 8 支部や分会内の非組合員への加入呼びかけを一斉に行う。非常勤職員に対しても加入呼びかけを行う。新入職員の全員加入を目指す。
ウ 労基法違反、特に不払い残業の一掃に力を入れる
 まず、労基法を守らせる。2017年1月20日に通達された「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」を守らせる。 これは、病院ごとに細かい検証が必要になる。
 組合員の意識改革が必要なので、速報などで周知を図っていきたい。
エ 「夜勤は個人月8日以内」を厳守させるために各支部で個別の夜勤協定を締結する。
 病院に対して、夜勤協定の締結要求を行う。毎月夜勤点検を行なう。
オ 組織の強化
(ア)非組合員や非常勤職員への加入呼びかけを積極的に行う。新入職員の加入漏れのないように取り組む
(イ)支部体制を強化する。三役の全員一年交替制をやめて、運動の継続を図る。
 前任者がしっかりと引継ぎを行い、活動出来るようになるまでサポートをする。支部や分会の定期大会を公共労の定期大会(9/8〜9)前に開催し、新執行部が定期大会に参加できるようにする。 (ウ)執行委員会を定例化し、最低でも月に一回集まるようにする。
(エ)支部や分会の学習会を行なう(学習会の補助は年2回)。
(オ)支部や分会の交渉力を強化する。中執が団交に応援に行く。
・青年部の強化
 支部で青年部を確立すること、支部内の青年部に対して積極的に役割を与えること、青年部会議を東北中央病院で9/30〜10/1に開催する。
・看護部の強化
 看護部の中執がいない支部は選出すること、支部で看護部を確立すること、日頃から意見交換をし、交流を深めるようにすること、看護部集会を東北中央病院で7/8〜9に開催する。
・女性部の確立
 支部や分会に女性部を確立する。女性部集会を5/13〜14に開催する。
カ 闘いの進め方
(ア)支部での取組み
 支部における取組みを重視し、支部要求を掲げ、管理者を追求する姿勢を強める。
(イ)支部要求
 支部によって、組合員の要求にも違いがある。部署や職種によっても異なる。要求アンケートなどから支部要求を固める。 非常勤職員の処遇改善にも積極的に取り組んで欲しい。
(ウ)支部での交渉
 要求に対して、管理者からの回答が単に「難しい」や「病院には権限がない」「経営が厳しい」などの回答で諦めていないか。 粘り強く闘って欲しい。
(エ)ストライキの構え方
 ストライキは病院側に打撃を与えるためのもの。要求に対して、病院側の譲歩を引き出させるようなストライキを構えなければ意味がない。 要求に応えなければ決行するという意志を見せる。
(オ)保安要員交渉
 ストライキは全組合員による闘争が原則、保安要員を多く出してしまっては意味がない。
(カ)保安協定締結のタイミング
 本部団交時に労使で保安協定を締結してしまってから、団交に臨んでしまってはいけない。
(キ)ストライキ以外の取組み
 抗議文の発信、署名活動、ビラ配布、時間外勤務拒否、その他の出勤拒否なども検討する。
(ク)本部団交時の取組み
 フリップ作成は組合員の思いを団交の場に届ける手段としても有効
第一日目の討議終了、看護部、青年部、放射線技師に分かれて分科会を行った。その後交流会。
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