統一要求で掲げた重点項目については、残念ながら前進回答を引き出すことは出来なかった。
給与改定や一時金をすべての病院で人事院勧告どおりにプラス改定で協定できたことは、
他団体の人勧準拠の組織でも、赤字病院ではプラス改定できていない状況が出ていることを考えると、長年の公共労の闘いの成果。
支部によっては独自の闘いを行って要求を前進させたと報告もあった。
本部団交でも白衣やハチマキの着用、手作りの要求 フリップを掲げるなどの工夫で理事者にアピールすることが出来た。
12月8日のストライキは、理事者のゼロ回答に対する抗議の意味が強いものだった。
交渉の中で患者へのビラ配布なども考えていることを告げたりと病院側への姿勢を示すことが出来た支部もあった。
一方で、保安要員交渉をうまく出来なかったなどストライキについての教宣においての課題が残った。
「組合員の中で団結が強まった」という声も聞かれた。闘争を通じて仲間意識が生まれ、より強い組織になっていく道筋が見えた闘争でもあった。