(1)2016秋年末闘争の経過と
総括について (桜井中執)

 統一要求で掲げた重点項目については、残念ながら前進回答を引き出すことは出来なかった。 給与改定や一時金をすべての病院で人事院勧告どおりにプラス改定で協定できたことは、 他団体の人勧準拠の組織でも、赤字病院ではプラス改定できていない状況が出ていることを考えると、長年の公共労の闘いの成果。
 支部によっては独自の闘いを行って要求を前進させたと報告もあった。 本部団交でも白衣やハチマキの着用、手作りの要求 フリップを掲げるなどの工夫で理事者にアピールすることが出来た。
 12月8日のストライキは、理事者のゼロ回答に対する抗議の意味が強いものだった。 交渉の中で患者へのビラ配布なども考えていることを告げたりと病院側への姿勢を示すことが出来た支部もあった。
 一方で、保安要員交渉をうまく出来なかったなどストライキについての教宣においての課題が残った。
「組合員の中で団結が強まった」という声も聞かれた。闘争を通じて仲間意識が生まれ、より強い組織になっていく道筋が見えた闘争でもあった。

【年休取得キャンペーンについて】

東京支部分会 年休取得キャンペーンは、全体でどのくらいの取得だったのか。どの様にしたら、取得出来る様になるのか。
桜井中執 1,065名のうち、426名が取得出来なかった。426名は各月の合計なので、 3か月を通してみれば1日は取れているかもしれない。 取得率(各月)1日42%、2日14%、3日4%で取得出来なかったが40%という結果
中国 師長からレク休を消化したいと言われる。師長は部長からそう言われると。
書記長 レク休取得は3月までで良いが、年休は12月まで。それなら「レク休は8月までに消化する様に」とするか。
中国 各支部、職種によって違う。年休の取りやすさ、取り難さが違う。病棟看護師は直前に取るのは難しい。 キャンペーンによって「年休は取れること」「取って当り前」と思えることに意義がある。

【ストライキについて】

四国 支部単独の動きが少ない。保安要員の交渉がそもそも行われていない。
看護師のストライキ参加数が少なかった。看護師を組合の部屋に連れてきても帰ってしまう。
中国 ストライキを行なった結果、理事の反応を知りたい。各支部のストライキの状況を把握してどの様に考えているのか。
中国 公共労がストライキをするという意志表示、他の団体に見せることへの意義も分かっている。その結果も分かる。 しかし、中国支部内ではストライキによって混乱があったのも事実。全国的にも、 世の中ではストライキをする手法を用いていないのが現状ではないか。
関東 前進回答なければストライキをする。 前進回答が出そうにないことが分かっていたのにストライキをするのは得策なのか。病院が赤字という立場もあり、強く言えない部分がある。
東海 ストライキをやった後に交渉はしないのか。
東北 今回は準備不足だった。毎回ストライキを構えるのではなく、絞ることは出来ないのか。
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